高校1年だった息子(19)の顔に熱湯をかけるなどの虐待をして重傷を負わせたとして、三重県警津南署は18日までに、傷害容疑で母親の派遣社員横守めぐみ容疑者(45)=同県鈴鹿市=と当時交際していた自称配達員吉田圭吾容疑者(27)=津市久居野村町=を逮捕した。同署は、両容疑者の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2016年5月中旬~同年7月24日ごろ、津市川方町のアパートで、息子の頭などを拳で数十回殴った上、熱湯を顔にかけるなどの暴行を加え、約2カ月の多発性外傷を負わせた疑い。
同署によると、当時3人はアパートに同居していた。16年7月24日に息子が津市内の病院に救急搬送され、翌日児童相談所から同署に通報があった。息子が19年から具体的に虐待の内容を話し始め、同署が捜査を進めていた。搬送時、鼻の骨が折れていたほか、上半身の熱傷など全身にけがが確認されたという。