生後１０カ月の女児に暴行し、頭の骨を折る重傷を負わせたとして、奈良県警橿原署などは４日、傷害容疑で女児の母親の交際相手で無職の泉谷悠巴（ゆうと）容疑者（３１）＝同県橿原市大久保町＝を逮捕した。
同署によると、泉谷容疑者は女児の母親らと昨春から同居。「泣き続ける子供に腹が立ち、頭を平手でたたいた。その後、抱きかかえたときに頭から落としてしまった」と供述、暴行の故意を否定しているという。
逮捕容疑は昨年９月１７日午後０時半ごろ、同居していた集合住宅で当時生後１０カ月の女児（１）の頭に暴行を加え、骨折する重傷を負わせたとしている。
当時母親は買い物で外出していたが、帰宅後１１９番し、搬送先の病院が児童相談所に通報した。泉谷容疑者は「自分に懐かないのでつねったり、叩いたりしたことがある」と話しているという。女児の体には他にも複数のあざがあり、同署が調べている。
